2011年11月27日

IN:11まとめ[一時固定]

「最強の一人芝居フェスティバル」の第3章が始まる...

IN11-blog.jpg


■上演作品■
[a]「龍馬神伝説〜宝塚市民話より〜」
出演・脚本・演出:青山郁彦 [BLOG]

[b]「ハードボイルド演芸」
出演・脚本・演出:伊藤えん魔(ファントマ)

[c]「どくはく」
出演:大西千保×脚本:玉置玲央(柿喰う客)×演出:上原日呂(月曜劇団)

[d]「愛が僕らを分かつまで」
出演:菊池祐太×脚本・演出:上野友之(劇団競泳水着) [from東京]

[e]「時間切れを待ちながら」
出演・脚本・演出:白濱隆次(謎のモダン館)×演出:大坪文(謎のモダン館) [from長崎]

[f]「ママゴトの部屋」
出演:鈴木ハルニ(ゲキバカ)×脚本・演出:サリngROCK(突劇金魚) [from東京with大阪]

[g]「はなして」
出演:瀧原弘子(三角フラスコ)×脚本・演出:生田恵(三角フラスコ) [from仙台]

[h]「エアデート 完全版」
出演:田渕彰展(北京蝶々)
×脚本:大塩哲史(北京蝶々)×演出:北京蝶々 [from東京]

[i]「アタシ惑乱スパイラル」
出演:永津真奈(Aripe)×脚本・演出:芦田深雪(劇団ひまわり)

[j]「赤い蝋燭の灯り」
出演:西出奈々(彗星マジック)
×脚本:三宅由利子(演劇農耕者)×演出:勝山修平(彗星マジック)

[t1]「追いかけて千日前〜幸せはどこに〜」
出演:是常祐美(シバイシマイ)×脚本・演出:かのうとおっさん(かのうとおっさん)

[t2]「次の場所までさようなら。」
出演:中嶋久美子(ムーンビームマシン)
×脚本:二朗松田(はちきれることのないブラウスの会)×演出:泉寛介(baghdad cafe')

※t1・t2は、6/21(火)に開催されたINDEPENDENT:11トライアル公開プレゼンを突破したユニット

2011年11月24日(木)〜27日(日)
会場:in→dependent theatre 2nd[大阪]


上演スケジュール・チケット販売情報はコチラ!

■twitterハッシュタグ■
「INDEPENDENT:11」の公式ハッシュタグは、
#in11
※ハッシュタグを使うときは、タグの前後に半角空白が必要です。ご注意下さい。
インディペンデントシアターのTwitterアカウントはi_theatre
Twitterの過去ログ「Twilog」はコチラでご覧いただけます。

posted by アイウチ at 23:59| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

1日通し券自由席の販売について

おかげ様で好調にチケットのご予約を頂いているINDEPENDENT:11ですが、当初の予定通り[1日通し券自由席]を追加販売できる見込みとなりましたので、本日22:00より販売を開始いたします。

[1日通し券自由席]11/13(日)22:00〜販売開始

劇場お取り扱いのチケット
■1ブロック券:前売¥2,300-(自由席)
■1日通し券:前売¥3,000-(自由席)

(1)劇場の電話・メール・予約フォーム(CoRichチケット)で受付
●劇場WEB予約:CoRichチケット
●劇場電話予約:06-6635-1777(11:00~20:00)
●劇場メール予約:tickets@west-power.co.jp
(2)お名前・ご来場日・枚数・お電話番号をお伝え下さい。メール予約は当方からの返信をもって予約完了といたします。ご精算は当日受付窓口となります。

また、righteyeチケットにてお取り扱い中の[1日通し券 指定席]の残席状況をご案内いたします。
[1日通し券 指定席]残席状況 righteye扱い
●11/24(木):全ブロック余裕アリ
●11/25(金):全ブロック余裕アリ
●11/26(土):Aブロック2席・Bブロック7席・Dブロック余裕アリ
●11/27(日):Aブロック完売・Bブロック3席・Dブロック7席

in11-zaseki.jpg
↑座席表はコチラ

おかげ様で完売が近付いておりますが、まだ良いお席が残っておりますので、観やすい席でゆっくり観たいと言うお客様は、是非righteyeチケットより[1日通し券 指定席]をご予約下さい。

■一日通し券:前売¥3,000-(指定席)
(1)righteyeのチケット予約システムで受付 http://righteye.jp/
(2)事前お支払いセブンイレブンでチケット発券
(3)お支払いお受け取りの際に所定の手数料がかかります。

「INDEPENDENT」のコンセプトは、1日ゆっくり、たくさんの出演者による多彩な一人芝居を見比べて楽しんで頂く事です。この機会に是非とも1日通し券(自由席・指定席)でINDEPENDENTの真髄をお楽しみ下さい。

posted by アイウチ at 14:43| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月09日

未来探偵社公演延期のお知らせ

今週末公演予定でした、未来探偵社旗揚げ二十周年記念公演「探偵ゲーム」は、出演者の急病により公演を延期することとなりました。

劇団からの正式なコメントはコチラです。

公演延期に関するお問い合わせは、righteyeまでお問い合わせ下さい。

公演を楽しみにされていたお客様申し訳ございません。
劇場としても残念です。

posted by アイウチ at 21:32| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月31日

ラウンドテーブル&ケーススタディ

ラウンドテーブル&ケーススタディ
「地域での小劇場ロングランをめざして」


フリンジシアタープロジェクトと小劇場演劇の制作者を支援するサイト「fringe」が、地域での小劇場ロングランをめざしてと題し、ラウンドテーブル&ケーススタディを行います。
インディペンデントシアターからも劇場プロデューサー相内が11/19のラウンドテーブルに出演します。

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ラウンドテーブル&ケーススタディ
「地域での小劇場ロングランをめざして」
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■主催:NPO法人フリンジシアタープロジェクト+fringe
■日程:11/19(土)〜11/20(日)
■会場:KAIKA/AKIKAN(京都・四条烏丸)
■料金:2日通し3,500円/1日のみ2,500円
■申込方法:下記フォームからお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/43eb9841167470

■後援:NPO法人FPAP
■広報協力:righteye

■問い合わせ
NPO法人フリンジシアタープロジェクト
075-724-6502 (平日10:00〜18:00)
info@fringe-tp.net

11/19(土)14:00〜のキーノート「ロングランはなぜ必要なのか」を皮切りに、多数のプログラムがありますが、相内は以下のラウンドテーブルに出演します。

●11/19(土)16:30〜19:45
ラウンドテーブル「地域での小劇場ロングランをめざして」

●モデレーター:大橋敦史(KAIKAプロデューサー)
●パネリスト:
小原啓渡(アートコンプレックスグループ統括プロデューサー)
相内唯史(in→dependent theatre劇場プロデューサー)
井神拓也(ヨーロッパ企画制作)
高崎大志(NPO法人FPAP事務局長)
荻野達也(fringeプロデューサー)

前半は「なぜロングランが定着しないのか」、後半は「関西でロングランするための条件」を考えます。
インディペンデントシアターでも、ロングラン公演を支援するプロジェクトを過去数年に渡って実施し、その成果と反省を踏まえて、現在実施中の「CreativeBoxPlan」などが産まれました。
ご興味のある方は、是非ご参加ください。
このラウンドテーブル以外にも、たくさんの興味深いプログラムがありますので、以下で紹介します。

続きを読む
posted by アイウチ at 18:01| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

CAMP!!後期募集について

インディペンデントシアターも協力している、「オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!」の本年度後期募集に関して、オリジナルテンポさんからご案内がありましたので、掲載します。

お得情報ですよ!

CAMP-omote.pdf
CAMP-ura.pdf

オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!
日常のアレコレが楽しく見える!


まもなくCAMP!!の後期締め切りです!
なんと後期受講料55,000円が30,000円になります!!今がチャンス!

芸術創造館とin→dependent theatreの2つの劇場の協力のもと、今年の3月にシェイクスピアをテーマに公演「WORDS OR NOT WORDS」を行った、オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!が、今年も絶賛開校されています!
この作品は好評を得て演劇ぶっくにも掲載されました! 
http://photozou.jp/photo/show/709039/83832863

後期は、総合ディレクターのウォーリー木下の全面演出のもと、国内外で活躍中のオリジナルテンポのメンバーが強力サポートしながら作品を作っていきます。

ウォーリー木下の芝居の秘密をじっくり経験したい方は、この機会がチャンスです。関西ではめずらしい、コトバに頼らない演劇を体験してみませんか?

今回は演出の意向により、多くの方に出演してもらいたいとのことで、急遽、割引価格を設定しました!

是非この機会に演劇学校CAMP!!にご参加下さい。
興味のある方はHPをチェック→http://www.cursor.jp/camp/

●日程●
後期2011年11月7日(月)〜2012年1月17日(火)
 毎週月・火曜日19:00〜22:30 全27日50コマ
 本番2012年1月24日(火)〜29(日)(リハーサル日含む)
●会場●
練習会場・本番会場 大阪市立芸術創造館 
特別会場 in→dependent theatre 2nd
●料金●
55,000円→30,000円 ※公演チケットノルマ20枚程度あり

●応募先・お問い合わせ●
オリジナルテンポ
E-mail = originaltemp@artcabi.net
HP = http://www.cursor.jp/camp/
Fax = 06-6372-6716

主催:The Original Tempo、大阪市
協力:大阪市立芸術創造館、in→dependent theatre
posted by アイウチ at 23:46| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

チケット販売について

「INDEPENDENT:11」のチケット販売は10/25(火)18:00より開始いたします。
これまでと少しチケットの種類や販売方法が変わりますので、ご確認下さい。またINDEPENDENT初心者の方も、これを読めばバッチリ一人芝居を楽しめます!

(1)まずは、上演タイムスケジュールをご確認下さい。
in11-time.jpg
[a]青山郁彦[b]伊藤えん魔[c]大西千保[d]菊池祐太[e]白濱隆次[f]鈴木ハルニ
[g]瀧原弘子[h]田渕彰展[i]永津真奈[j]西出奈々[t1]是常祐美[t2]中嶋久美子
(1)1本約30分の作品を各ブロック3〜4本を連続上演いたします。(2)各ブロック間は、約30分〜1時間のインターバルとなります。ドリンクをお飲みになりながらDJタイムをお楽しみ下さい。一日券のお客様は、劇場を出て再入場することも可能です。(3)上記は各ブロックの開演時間です。各日の初回のみ開演45分前受付開始、30分前開場。以降はいつでもご入場いただけます。ただし作品によっては演出上、途中入場出来ない場合もございます。

(2)次に、チケットの種類と料金をご確認下さい。
■1ブロック券:前売¥2,300-/当日¥2,800-(自由席)
■一日通し券:前売¥3,000-/当日¥3,500-(指定席/自由席)
※いずれも1ドリンク付き(アルコール・ソフトドリンク)となります。
※前売・予約状況により、当日券は販売されない可能性もございます。
※一日通し券は、11/13(日)22:00まではrighteyeチケットでの指定席のみ販売いたします。以降、残席がある場合に限り劇場扱いにて自由席を販売いたします。

「INDEPENDENT」のコンセプトは、1日ゆっくり12作品を見比べて楽しんで頂く事です。ですからこれまで一日通し券のみを販売してきました。おかげさまで、この数年チケットが前売・予約で完売する状況が続いております。しかし、一日通し券として完売していても、途中でご来場されたり退席されるお客様で、客席が空いてしまう回・混雑し過ぎる回などがあり、安心してお客様にご入場頂けない場合などがございました。
そこで、各ブロックの混雑状況を確実に把握しお席をご用意するために、ブロック券を導入いたしました。また、これまで通り一日通しでゆっくり作品をご覧になりたいお客様の為に、一日通し券は指定席とさせていただきました。さらに、席にはこだわらないけれど、お得に全作品を観たいというお客様には、11/13(日)22:00から一日通し券[自由席]も販売させて頂きます。(ただし、ブロック券・一日通し指定席の販売状況によっては、販売数が限られる可能性がございます。)
この夏、全国ツアーで日本中に熱狂と感動を巻き起こしたINDEPENDENTを、これまで以上にたくさんのお客様に観て頂く為にご理解頂ければ幸いです。


(3)客席図をご確認下さい。
※ブロック券のお客様は、当日空いているお席のご選択となります。ご希望の席でご覧になりたい場合は、一日通し券[指定席]をご購入下さい。
in11-zaseki.jpg
↑クリックで拡大します。

各客席の雰囲気は以下のようになっております。
[Aブロック]
image-a.jpg
Aブロックは最も舞台に近い臨場感のあるお席です。ただし、フラットな為、後ろの方は作品によっては見づらい場合がございます。

[Bブロック]
image-b.jpg
Bブロックは舞台から少し距離がありますが、1段あがった観やすいお席です。

[Cブロック]
image-bc.jpg
Cブロックは、テーブルの用意されたゆったり作品をご覧頂けるお席になります。
※手前に見えているのはBブロックの後列です。

[Dブロック]
image-d.jpg
Dブロックは、大きな段差であがったまるでVIP席のようなお席です。圧倒的に観やすいですが、舞台からは少し距離があります。

image-abcd.jpg
舞台側から客席を観るとこのような段差の関係になっています。
image-fromBooth.jpg
客席のさらに後ろにあるオペレーション席からの視界です。この距離でもかなり舞台が近く感じられるかと思います。
どのお席からも観やすく、また異なった雰囲気・距離感でお楽しみ頂けるように客席をつくっています。是非、お好みの席を見つけてお楽しみ下さい!

(4)チケットやお席の種類が決まったらご予約!
10/25(火)18:00販売開始
■1ブロック券:前売¥2,300-(自由席)
(1)劇場の電話・メール・予約フォーム(CoRichチケット)で受付
●劇場WEB予約:CoRichチケット
●劇場電話予約:06-6635-1777(11:00~20:00)
●劇場メール予約:tickets@west-power.co.jp
(2)お名前・ご来場日・枚数・お電話番号をお伝え下さい。メール予約は当方からの返信をもって予約完了といたします。ご精算は当日受付窓口となります。

■一日通し券:前売¥3,000-(指定席)
(1)righteyeのチケット予約システムで受付 http://righteye.jp/
(2)事前お支払いセブンイレブンでチケット発券
(3)お支払いお受け取りの際に所定の手数料がかかります。

posted by アイウチ at 22:24| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月10日

出演ユニット一挙発表!

「最強の一人芝居フェスティバル」の第3章が始まる...
in11-logo.jpg

お待たせしました。今年11月末、3rdSeason開幕のラインナップを発表いたします!
参戦ユニット調整に時間がかかっただけあって自信のラインナップです。
いかがでしょう?意外な組み合わせや出演者、夏のINDEPENDENT:SSS全国ツアーからの流れも合流し、新シーズンの開幕にふさわしい「祭」をお届けいたします!
チケット発売日等、詳細は近日発表。土日の予定はキープしておいた方が良いですよ。

[a]出演・脚本・演出:青山郁彦 [BLOG]

[b]出演・脚本・演出:伊藤えん魔(ファントマ)

[c]出演:大西千保×脚本:玉置玲央(柿喰う客)×演出:上原日呂(月曜劇団)

[d]出演:菊池祐太×脚本・演出:上野友之(劇団競泳水着) from東京

[e]出演・脚本・演出:白濱隆次(謎のモダン館)×演出:大坪文(謎のモダン館) from長崎[IN:SSS福岡上演作品]

[f]出演:鈴木ハルニ(ゲキバカ)×脚本・演出:サリngROCK(突劇金魚) from東京with大阪

[g]出演:瀧原弘子(三角フラスコ)×脚本・演出:生田恵(三角フラスコ) from仙台[IN:SSS仙台上演作品]

[h]出演:田渕彰展(北京蝶々)×脚本:大塩哲史(北京蝶々)×演出:北京蝶々 from東京

[i]出演:永津真奈(Aripe)×脚本・演出:芦田深雪(劇団ひまわり)

[j]出演:西出奈々(彗星マジック)×脚本:三宅由利子(演劇農耕者)×演出:勝山修平(彗星マジック)

[t1]出演:是常祐美(シバイシマイ)×脚本・演出:かのうとおっさん(かのうとおっさん)

[t2]出演:中嶋久美子(ムーンビームマシン)×脚本:二朗松田(はちきれることのないブラウスの会)×演出:泉寛介(baghdad cafe)

※t1・t2は、6/21(火)に開催されたINDEPENDENT:11トライアル公開プレゼンを突破したユニット

2011年11月24日(木)〜27日(日)
会場:in→dependent theatre 2nd[大阪]


※タイムスケジュール・チケット発売等詳細はコチラ!

■twitterハッシュタグ■
「INDEPENDENT:11」の公式ハッシュタグは、
#in11
※ハッシュタグを使うときは、タグの前後に半角空白が必要です。ご注意下さい。
インディペンデントシアターのTwitterアカウントはi_theatre
Twitterの過去ログ「Twilog」はコチラでご覧いただけます。
posted by アイウチ at 21:11| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月24日

沖縄レビュー「バトンを継ぐもの」

様々な困難に直面しながら、無事全員揃って公演を敢行したINDEPENDENT:SSS。公式パンフレットのインタビューや対談を執筆して頂いたライターの仁張さんが、沖縄公演にも密着。レビューを書いて下さったので、ご紹介します!

バトンを継ぐもの
 9月16日(金)。相内プロデューサーを乗せたフェリーは、台風15号の影響で鹿児島県沖に漂っていた。数時間後に「INDEPENDENT:2ndSeasonSelection」沖縄公演の幕があく。だが、小道具と音響・照明の機材を乗せた車はここにある。先に劇場入りしているスタッフと電話やスカイプで議論を重ねる。もどかしい。

 「役者はやろう、というと思った。そういう気概を持つメンバーが揃っているから。気持ちはわかるけれど、この完成度で幕をあけていいのか。舞台装置も完璧ではない。万が一、役者の身に何かあっては」。舞台監督の小野かっこは悩んだ。情熱をくみとる一方で、冷静な声をあげるのが彼女の役割でもある。

 現地でパソコンを購入し、音響・照明の機材もなんとかリースできた。電器店やホームセンター、100円均一ショップを往復し、小道具も一から作った。手痛い出費ではあるが、最低限のものはそろった。

 「僕の答えは、いつも変わりません。可能性があるならそれに向かって全力で挑みたい」相内は、洋上からブログに記す。「今回、最も大変なのは作品を大幅に調整し直さなくてはならない出演者と、何よりそれを支えるスタッフたちです。彼らがやらないと言ったらそこまででした。彼らは、それぞれ違う言葉で、どんな形であれやれるところまで頑張ってみようと言ってくれました。僕は幸せ者です」
 ツイッターのタイムラインは、激励であふれた。
−大丈夫、きっと大丈夫。信じてるし、一緒に戦うよ。
−応援することしかできないが、応援!!!
−誰かが欠けた、何かが足りないで、損なわれるものではない。今この瞬間に、各地で祈っているのが、それこそがバトンだ。
−俳優って生き物はそんな状況こそ燃えるもんだ。最強の名はダテじゃない、アイツらなら、尚更!
全国を一緒に回ったほかのセレクションメンバー、スタッフ、関係者、観客。役者の中には、もう次の現場で本番を迎えている者もいる。それぞれの場所から、空き時間に携帯電話をくいいるように見つめる姿が目に浮かんだ。

 「理想」と「現実」に向き合い、最終的に鑑賞料金を1,000円値下げすることで、幕をあけることを決めた。

「相内さん、なんとか船から降りられそうです」。
午後2時頃だったか、制作の笠原希が耳打ちしてきた。
「でも役者さんには黙っておきます。到着したら、本番前にサプライズで入ってもらおうと思って」
いたずらっぽく笑う。強い、と感じた。

 午後5時すぎ。「気合い入れ」の趣旨で全員が劇場内に集められた。それまで一度にそろうことはなかったキャスト、スタッフの顔は少しこわばっている。そこへ、劇場の扉が開いた。相内だった。「会いたかった!会いたかった!会いたかった!YES!」と曲が響き、歓声があがる。

 船が鹿児島の港に着いたとき無理矢理降ろしてもらい、体一つで飛行機で那覇へ降り立ったという。無精髭を生やし、疲れた表情は隠せなかったが、役者一人ひとりと、がっちり握手を交わす。
「遅いじゃないかよ!」
大塚宣幸が抱きしめる。
「お待たせしました。やれることを、全力でやりましょう」

空気は追い風。嵐の風は弱まらないが、桜坂劇場Bホールの入り口が、にぎわいはじめた。


 今回は、相内が選んだ10組のほかに、「地域製作作品」という枠が設けられ、各地の役者が数組、一人芝居を披露した。だが、縁もゆかりもない沖縄では、オーディションが実施できず、沖縄の演劇人を募って手を挙げたのが、与那嶺圭一といぬかいのりこだった。

 与那嶺圭一の「修学旅行」。「琉神マブヤー」(琉球放送)の出演者としても活躍する彼は、さすがに観客の心を持って行く速度が早い。ナチュラルな沖縄弁、キレのある動きで「いまいちパッとしない男子中学生」の青春を甘酸っぱく演じる。正直、沖縄の現代演劇に笑いがこれほどフィットしているとは思いもしなかっただけに、うれしさでニヤニヤしてしまう。映像を有効的に取り入れながら、憧れの「マユミちゃん」に近づいていく。ホームの有利さを取り払っても、「タモツ」のまっすぐなピュアさに、大きな拍手が寄せられた。

 そして、いぬかいのりこ。沖縄の演劇人なら知らぬ人はいないというベテラン女優も笑いを心得ていた。聞けば、幼い頃は関西に住んでいたという。ウィンナーコーヒーにウィンナーが入っていると本気で思い込む女性は、求婚と復縁を迫る男になんとか諦めさせようと「愚妻宣言」を言い渡す。冒頭、喫茶店のシーンからラストの暗転の直前まで、絶妙な間と声量で客席を“クスクス笑い”の渦に巻き込んだ。見終わった後、ずいぶん長い間話し込んだような気になった。親しみと同時に「やられた!」という感覚が新鮮だった。
 余談だが、今回機材を揃えることができたのは、彼女が人脈を生かして奔走してくれたおかげ。彼女がいなければ、この公演は成り立たなかったかもしれない。

 そして、約2か月ぶりに会う大阪の役者陣。大阪、東京、仙台、福岡、札幌、三重、沖縄。全国を回るうちに、各地の役者と交流し、客席の匂いをかぎ取り、どのように変化したのか。それが楽しみだった。誰も2か月前と同じ場所にはいなかった。

 谷屋俊輔の「はやぶさ」。「魂は宿っているはずだ」のセリフが、心にすとんと落ちてくる。表情を追ううち、いつの間にか自分の手を握りしめていた。公演を重ねて、金色のシャツは鈍い色になったが、谷屋の動きと感情の流れは反比例するように研ぎすまされている。圧巻だったのは、これまで後ろを向いて去っていたラストシーン。沖縄では舞台の奥行きと照明の位置を考慮して、真正面から演じた。発光しながら闇に消えゆくはやぶさが、脳裏に焼き付いて離れない。

 ウェディングドレス姿で30分間をかけぬける、ヤマサキエリカの「赤猫ロック」は、すごみを増した。母親が亡くなってから火葬場のくだりでは、客席で鼻をすする音が多く聞こえた。少女から女性に変わるその間。さんざん格闘しながら、ついに沖縄の舞台でゆるぎないものを見つけたことは、聞かなくてもわかった。本番後、彼女は「客席に奇跡のような温かさがあった」と言っていた。2009年から一体、何キロを走ったのだろう。彼女の精神力と足の裏に拍手したい。

 脚本の鉄板ネタに加え、“ご当地ネタ”をサラリと仕入れる大塚宣幸の「101人ねえちゃん」は、役者間でも話題の的だった。今回は「ちんすこう」と沖縄弁を盛り込み、楽日には101人の中に榮田やいぬかいの名前も登場。決して内輪ネタではなく、連続して観ていれば必ず笑えるものだ。リハーサルを見て知ったのだが、彼は徹底的に見せ方にこだわる役者だった。沖縄弁も、本番直前までいぬかいの沖縄弁を録音して聞き込んでいたらしい。沖縄の地に確実に“爪跡を残した”。

 那覇でも軽やかに食べ続けた榮田佳子。男の家を渡り歩く、とらえどころのない女性は沖縄の空気を受け、さらに解放されていた。劇場入りした途端、舞台を見てイトウワカナが演出を加えはじめ、榮田が瞬時に対応していく。加藤組の「マラソロ」から受け継いだイントロ曲もすっかり自分のモノにし、エロさも全開。冷静に考えると苦行のような暴食だが、榮田の底抜けの明るさはオンでもオフでも変わらない。だからこそ、この作品を笑って見られるのだと改めて感じる、強い舞台だった。

 結局のところ、沖縄公演は大阪のクオリティにひけをとらない、いや、役者に限っていうとそれ以上の出来だったのではと思う。そう感じさせるスタッフのテクニックと気概にも脱帽だった。

 ツイッターでの盛り上がりを受け、楽日は舞台をユーストリームで中継することになった。異例のことではあるが、沖縄公演の波乱をただ見守るしかない全国の観客に向けてのスタッフの配慮だった。
 「#inSSS」のタイムラインは即時に驚き、激励、感想であふれた。中には、本番直前の役者の声も。ツイッターを読みながら泣けてくるというのは、初めての感覚だった。
 生中継を見守った演出の早川康介は、本番を終え「ダメ出し100個くらいあるけど、大塚くん、お疲れさま。101人ねえちゃんを、おもしろくしてくれてありがとう」と、彼らしくつぶやいた。

 打ち上げの席では、Sun!!、玉置玲央、福山俊朗、横田江美、加藤智之、山田百次らセレクションメンバーから次々と電話が入り、携帯が忙しく役者の間を往復した。何を話したかは知らない。ツアーをともにかけぬけた同志の沖縄最終公演への思いは、計り知れないものがあるのだろう。楽日にフラリと沖縄へ現れた「赤猫ロック」演出家の戒田竜治が、お開きの間際「ありがとう」と、ヤマサキに握手を求めたのも私は見逃さなかった。

「劇団を超えた出会い、多くの地域とつながりを作りたい」

そう考え、プロデューサーとして相内が仕組んだ「INDEPENDENT」。10年目にまた新しい歴史が刻まれた。こんな風に困難を越えて、まだ見ぬ役者、脚本家、演出家の組み合わせ、そして各地の劇場へ、バトンはつながっていくのだ。

仁張美穂
posted by アイウチ at 19:09| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:SSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沖縄公演顛末記4

出来過ぎなくらいドラマチックだったINDEPENDENT:SSS沖縄公演の顛末を綴るシリーズ第四弾。ついに運命の初日。

第一弾はコチラ
第二弾はコチラ
第三弾はコチラ

9/16(金)初日
朝、鹿児島錦江湾沖は雨だった。沖縄はどうだろう?札幌からの飛行機は(正確には札幌から直行便は無いので東京経由)無事に飛ぶだろうか?
この段階になると自分に出来る事はほとんどなくなっていたので、初日の無事を祈った。
すると船内放送で、物資の補給の為、3時間だけ一時的に港に接舷するとのこと。個人の買い出しの為に一時的な下船もできるとの事。

来た!チャンスだ。昨晩考えたとおり、チャンスが有るとすれば、この小さいフェリーの燃料や水が尽きる時。実際、一昨日の晩から通常24時間使えるシャワーの時間が節水の為に区切られた。補給の可能性を期待していたのだ。
チャンスは今しかない。ここでなんとか降りることが出来れば、沖縄に行けるかもしれない。ここは鹿児島の南端だから、飛行場まで上手く移動できるかわからない。飛行機の時間に間に合うか、座席はまだ有るのか?そもそも台風の接近で飛べるのか?リスクはまだまだある。
ただ、少なくとも陸に上がって電波の安定したところ、ネット回線があるところに居れば、追加のオーダーに応える事も、指示を与える事も、skypeやUstreamの映像だって安定して見やすくなる。取り敢えず降りよう。

そう考えて、船の事務長さんと話した。事務長さんはかなりお年の方だが、とても元気で親切な人。乗船時に部屋の空きが有るからと、一人部屋に調整してくれたのも、特別措置で船舶電話で連絡を取らせてくれたのも、車両甲板への立ち入りを許可してくれたのも事務長さん。INDEPENDENTが、この状況でも沖縄で初日を迎えられそうなのは、影の功労者であるフェリーの事務長さんの存在があるのだ。

これまでの判断は事務長さんの一存だった。が、接舷した港で車は預けっぱなしにしたまま乗員だけ下船したいという申し出にはさすがに即答できなかった。昨日調べたとおり、規則上はダメなのだ。事情を説明すると長すぎるし、この人なら事情に関係なく受け止めてくれると信じ、ひたすら頼み込む。
長い沈黙のあと「会社に問い合わせて頼んであげるから待って」と言われ、待つ事に。実際にはそれほど長い時間ではなかったのだろうが、随分と長く感じられた。

結論から言うと、イレギュラーではあるが、特別に許可するとの事。ただ、鹿児島沖から那覇の到着にはどれくらいかかるか現状わからず、受け取りは必ず本人が那覇でするという条件だった。僕が公演後も沖縄延泊する事が出来れば飲める条件。
待っている間に飛行機の時間は調べた。今から乗れる可能性があるのは2便。その上初日開演に間に合う便は1便。14:25鹿児島発のソラシドエア(ANAコードシェア)このワンチャンスに掛ける!
(余談だが、JALは鹿児島⇔沖縄の直行便が無いのだ福岡か奄美大島を経由になる。タイムロス!)

ここからは僕の緊急ミッションが始まった。
船が接舷するまで約30分。それまでに必要な準備を全て終えなくてはならない。奇しくも前日に見つけた不思議な雲を「天空の城ラピュタ」になぞらえて「龍の巣だ!」とツイートしたところだったのだが、今日は「40秒で仕度しな!」である。
笠原に地上に降りれるがまだ沖縄に向えるかは不明と連絡し、手荷物の範囲で持てる今からでも役立つ機材は無いかと考え、音響須川のPC一式を用意。自室の鹿児島沖仮設プロデューサールームを片付け、今から沖縄に持っていってもしょうがない物は搬入車両に戻す。一人部屋で散乱した私物を再度パッキングする。無事に沖縄につくまではと願掛けで伸ばし続けたヒゲはそのままに、部屋を空にした。

岸壁が近づいてくる。沖から見えて、狂おしいほど望んだ場所。朝から降り続く雨が一層強くなり、今は完全に土砂降りだ。本当に飛行機は飛ぶのだろうか?不安は増すが、岸壁ではカッパを来た港湾員達が忙しく接舷の準備をしている。行くしかないんだ!そう信じ、手荷物をぐっと引き寄せる。

僕以外にもう一人仕事で途中下船する人がいるという事で事務長さんが、鹿児島駅行きの車を用意してくれた。これも会社に頼んでくれたらしい。GoogleMapで調べると、港から最寄駅までかなりあり、電車も普通電車しかないので、時間的にかなりタイトな予想だったから大変助った。
さらに事務長さんは鹿児島の人で(マルエーフェリーは、東京・関西・鹿児島・沖縄及び離島を繋ぐフェリーです。)、一時下船して食事や買い出しに行く人たちの為に会社の同僚の車をかき集め、それでも足りないからと自分の息子達まで呼んでいました。なんて良い人なんだ!

荷物が一杯なんで傘もさせず、雨と銃弾をかいくぐる戦争映画よろしく、荷物を守りながら土砂降りの雨の中、タラップを駆け下りる。用意されたクルマに滑り込むと、船が正面に見えた。乗っていると小さく感じたけど、こんなにデカかったんだなぁと思っていると、もう一人の下船者が乗り込んで車が出発した。
緊急ミッション第一段階クリア。フェリーからの脱出に成功。

鹿児島駅まで車で40分ほど。そこからさらに空港バスに乗るので飛行機の時間までかなりスレスレだ。行けるか?
無駄になってはいけないので、飛行機のチケットは残数を定期的にチェックしながらいつでも押さえられるようにiPhoneを待機。
余裕のない中だけど車中から見た鹿児島の街は素敵な雰囲気。是非、普通にゆっくりと旅行で来たいなと思った。

鹿児島駅に到着。フェリー会社の人にお礼を言って空港バスへ走る。
丁度出ようとする便に間に合った。途中でとんでもないことでも起きない限り空港には飛行機に間に合う時間に付きそうだ。もう一度飛行状況を確認し、バスの中から、飛行機のチケットを取る。ネット決済万歳!入ってて良かったANAマイレージカード。
無事、鹿児島空港に到着し、緊急ミッション第二段階クリア。次は飛行機が予定時刻に飛べば初日開演前到着の可能性は飛躍的に上がる。

チェックインと手荷物預けを終え、飛行場から笠原に連絡。飛行機も何とか飛びそうだし沖縄に着けそうな旨報告。ここで少しイタズラ心が出た。俳優や演出家達は、僕が沖縄に向かう緊急ミッションを遂行中である事を知らない。twitterでもあえて公式ハッシュタグを付けずに呟いた。リハ真っ最中の現地メンバーは確認する余裕も無いから、彼らは知らず、この情勢をチェックしている全国の演劇人とお客さんだけに状況が想像出来ているはずと考えてのこと。折角だから驚かせて、初日へのテンションをさらに上げてやろう!と笠原も同意しサプライズを決め込んだ。
僕も次第にテンションが上がる。沖縄に着けるとなれば、明日千秋楽の最後にエンドロールを流せる可能性がある。機内で電子機器が使えるようになると、僕はその下準備の作業に入った。
余談だが、九州を中心に就航しているソラシドエアは、ホスピタリティに溢れCAさんも美人が多かった(笑)今度は落ち着いてプライヴェートで利用したい。

飛行機は、ちょっと揺れ少し到着が遅れたが通常通りに沖縄に到着した。まだ三度目だが、沖縄本島はもう十分に熟知している。速やかに荷物をピックアップしゆいレール(沖縄唯一の電車で那覇中心部を走るモノレール)に向かう。ツイートも忘れない。
「緊急ミッション第4段階クリア。最終の軌道変更に成功、これであの場所へ向かうコースへ!」沖縄でも上演される「はやぶさ(MUSES-C)〜星に願いを」の中のセリフを引用。たくさんのトラブルにもめげず、不屈の精神で地球に帰還したはやぶさとそのスタッフたちとの物語は、いつも僕に勇気をくれる。

モノレールは静かに走り出し、次第に劇場のある国際通りへ近づいて行く。牧志の駅で降り、歩き慣れた国際通りを、ズンズン劇場へ向かう。劇場下の坂に着いて笠原に電話。丁度開演準備直前。気合いれをするには良いタイミング。
INDEPENDENTは、個人の集まりで各々開演時間も違う為、初日といえども全体が集まって気合入れをすることはない。でも今回の不測の事態に当たり、特別に集まる事は不自然では無い。笠原と舞台監督小野の巧妙な罠だ!

小野が出ハケ口などの注意事項を再確認していると、笠原が劇場の扉を押し開け「アイウチP到着です!」舞台上の俳優たちのあぜんとした顔が目に飛び込んで来た。一瞬遅れて歓声とAKB48「会いたかった」。AKBかよ!と突っ込みつつ、須川ありがとな!この遊び心があれば今日の初日も大丈夫と確信した。スタッフは忙しい中リハもこなしつつ、このサプライズを仕掛けたのだ。
全員のテンションが上がって行くのを感じる。ステージ上の俳優たちに向かってゆっくり歩き出す。いやたぶん普通の早さなんだろうけど、体感はゆっくりだった。まるでレッドカーペットをゆっくり歩く受賞監督の気分。俳優達とガッチリ握手を交わすと、最後の大塚君に抱き締められた。「遅いじゃ無いかよ!」「待たせたな!」

スタッフ達とも握手を交わし、慌ただしく劇場が動き出す。いつもの本番前。当たり前の風景がこんなに特別に感じられる事は、きっと幸せな事だ。
僕は、これまでは本番ではDJと映像を担当していたが、沖縄公演では、この二つがお幅に省力され、DJはゲストDJのBGY氏が選曲して大阪から送ってくれた。映像も作品前に流れるタイトル映像は機材がないので諦めた。ので今日の本番は完全に純粋に観客として観る。
普段は笠原が担当していた前説を沖縄公演では僕が担当する事になり、お客様の前に立つ。前説には慣れてるし人前も平気だ、でも今日はちょっと特別。思いが込み上げすぎておかしな事にならないように務めた。沖縄のお客様にはこちらの事情や感情は関係無いんだから、いつものように冷静に。

上演も、いつものようにスムーズに進んだ。初見ならこういう作品だと全く違和感なく観れるはず。あとから初日打ち上げで舞台監督の小野が「2,500円でも大丈夫でしたね」と言った程。実際それだけのクオリティだった。ただクオリティは下がっていないが、他の地域でお見せしたものとは良くも悪くも変わっているので、同じ価値基準では判断できなかったと思う。価格変更の選択は誠意として正しかったと思う。
出演者やスタッフは達は、1,500円で、2,500円以上の芝居を見せたんだ。無問題ではないか。
残念ながら満席にはならなかったが、決して少なくないお客さんが真剣に作品を見てくれているのも嬉しかった。客席が静かだから不満なのかな?と思うが、作品が終わると大きな拍手。沖縄に限らず、作品の見方や受け止め方の地域による違いは本当に面白い。このツアーを回る醍醐味の一つだ。

無事に初日の公演を終えて初日打ち上げへ。詳しくは書かないが、本当に楽しい時間だった。船上では常にカップラーメンと冷凍食品だったので、生野菜が嬉しい。もともと野菜や豆腐が好きな僕には格別な思いだった。
こうして無事初日を終え、翌日に備えて早めに解散。僕は宿泊予定よりも2日遅れて宿に入った。そして機内で下準備していたエンドロールの製作にかかる。
当初は、沖縄が最後だからといって沖縄の観客にとっては一公演に過ぎないのだから特別な事はしないつもりだった。沖縄上演6作品を最後に紹介する普通のエンドロール。
だが、今回の事があって気持ちは変わった。全国から繋がったバトンをやはり沖縄で最後に届けなくては、そしてそれを次に繋げないと。
大千秋楽スペシャルのエンドロール製作は明け方まで続いたが、全然しんどくはなかった。ここまで頑張ってくれた出演者やスタッフへの感謝を込めたロール。今の僕に出来る精一杯だ。
こうして、予定より2日遅れた僕の沖縄の夜はふけていった。

(続く)
posted by アイウチ at 18:14| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:SSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月22日

沖縄公演顛末記3

出来過ぎなくらいドラマチックだったINDEPENDENT:SSS沖縄公演の顛末を綴るシリーズ第三弾。

第一弾はコチラ
第二弾はコチラ

9/15(木)仕込み日
朝8時の船内放送で、本日は終日洋上待機が継続することが発表された。本来ならばあと1時間後には沖縄の陸地を眺め、港への接舷を今か今かと待っている時間の宣告。
覚悟を決めて笠原にメールで連絡。(トラブってなければまだ寝てる時間なので)想定した最悪のプラン。全てを現地調達で公演にこぎつける。最も困難な挑戦が始まった。
現地での詳細な動きは僕にはわからない。照明機材の手配には犬養さんが運搬まで含めて協力してくれ、感謝してもしきれない。機材を貸してくださった沖縄舞台さんにも大感謝。(その上見にまできて下った。)溝渕は劇場で出来る仕込みから始めて機材を待ち、小野と須川は必要な物資備品の買い出しに奔走。

にも関わらず、ほぼ当初のタイムスケジュール通りに沖縄ユニットのリハーサルを開始した。本当に素晴らしいスタッフだと思う。予算上現地で調達できる増員にも限りがある。ツアー全体を含めて、自分の分野だけでなく、互いに助け合いながらここまでやって来た。最後に最高に良い仕事をしてくれた。

僕は、洋上待機が長引くため、特別に車両甲板へ入って荷物の回収が認められたので、音響のMacと、自分の映像DJ用のMacを回収して作業環境を整えた。笠原と連絡を取り、入場料の件、この事態の発表の方法などを相談する。大方の方向が決まり、発表のための文章を書く。書きながら悔しさに涙が滲んでくる。自室は快適だが、あまりにも塞ぎ込みそうだったので、人が集まっている船の中央にある食事スペースで書いていたのだが…
何度も詰まりながら書き上げた文章を送る。続いて沖縄で必要になる制作備品類のデザインを直して送る作業の繰り返し。

リハーサルが始まり、クオリティ的な最低限の保障が可能だと舞台監督小野と笠原の報告を受け、正式にチケット代を決め、17:03にブログで正式発表した。この情報は瞬く間にtwitterのタイムラインを駆け巡り、日本中の多くの人たちから応援のツイートが帰って来た。それはツアー関係者、演劇関係者にとどまらず、各地でINDEPENDENTを見てくれたお客さんたちからも多くの声援が届いた。

電波の不安定な洋上の僕のiPhoneはこんな時ばっかり絶好調で、関連ツイートを知らせるメッセージ音が何度も何度も鳴り響いた。その度に涙が滲む。堪らずデッキに出ると、気持ち良い空。おまけに時折のにわか雨で虹まで出てる。台風の奴まで僕を泣かせようとしてこんな事をしてるんじゃ無いかと思うほど。
船の上でひとりぼっちだけど、キチンと繋がっている、一緒に闘っていると実感した時間だった。
現場はスタッフたちがやってくれる。じゃぁ僕に出来る事は何か。とにかく駆けつける事なんじゃないかとこの時から考え始めた。

旅客規定でも車両規定でも、途中下船は本来ならばNGのようだ。そもそも洋上に浮かんじゃってるんだからどうしようもない。接舷するチャンスはあるのか?そんなことを考えながら、作業を進める。
笠原から札幌組以外が集結した事とスカイプでリハーサルを送れそうと連絡が入る。途切れ途切れだし、僕のiPhoneは3GSなので相手に自分を見せながら見れないのだが、会場の雰囲気と作品の空気、何より頑張ってくれているスタッフの笑顔が見れて、本当に嬉しかった。その後、音響須川から要請のある音響データを加工してDropboxに送付する作業を繰り返す。
食べないと体力が持たないが、もうカップラーメンも冷凍食品も喉を通りにくい。ビールの自販機があるのだけがせめてもの救い。みんなもそろそろ飲んでる頃をイメージして、一人晩酌した。
船に乗り込んでそろそろ52時間。明日は最後に残った札幌チームが飛ぶ。無事についてくれれば、僕がいなくても幕はあく。星空に祈って寝た。さっきまで土砂降りだったが、今鹿児島はこんなに晴れてる。

(続く)
posted by アイウチ at 18:16| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:SSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする