2021年01月16日

4SSラインナップ発表!

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2021/7/15〜9/12(予定)

今年夏の全国ツアー「INDEPENDENT:4thSeasonSelection / JAPAN TOUR」に参加する10作品が決定いたしましたので発表いたします。
予定よりも選考と調整に時間がかかり、大変お待たせいたしました!

■「Phish Heaven」
出演:有元はるか(カヨコの大発明)×脚本:二朗松田(カヨコの大発明)×演出:南参(yhs)
2019年初演/本拠地:大阪 with 札幌

■「YAKISOBA」
出演:石畑達哉(匿名劇壇)×脚本・演出:樋口ミユ(Plant M)
2020年初演/本拠地:大阪

■「くいくがりのなみだ」
出演:犬養憲子(演劇きかく「満福中枢」)×脚本:関戸哲也( 空宙空地)×演出:大浜暢裕(HYTRAD)
2020年初演/本拠地:沖縄 with 名古屋

■「ずんだクエスト」
出演:菊池佳南(青年団 / うさぎストライプ)×脚本・演出:山田百次(ホエイ / 劇団野の上)
2018年初演/本拠地:仙台 with 東京

■「このカラダ」
出演・構成・演出:巣山賢太郎(tarinainanika)
2020年初演/本拠地:大阪

■「夜嵐のさめて跡なし花の夢」
出演・演出:ドヰタイジ(STAR☆JACKS)×脚本:浜口望海(STAR☆JACKS)
2020年初演/本拠地:大阪

■「そのころ」
出演:葉山太司(飛ぶ劇場)×脚本・演出:大迫旭洋(不思議少年)
2016年初演/本拠地:福岡 with 熊本

■「頬に雨がおちたから」
出演:ヒロシエリ(旧名:廣瀬詩映莉)×脚本・演出:イトウワカナ(intro)
2017年初演/本拠地:東京 with 大阪

■「もしもし」
出演:福田恵(劇団レトルト内閣)×脚本・演出:中野守(中野劇団)
2016年初演/本拠地:大阪

■「プシュケ」
出演:和田雄太郎×脚本・演出:勝山修平(彗星マジック)
2017年初演/本拠地:大阪

この10作品で大阪・東京を、さらにこの中から選抜された作品で仙台・福岡・沖縄・札幌・名古屋を回ります。
ラインナップには、様々な意見もあると思いますが、プロデューサーとして自信をもって選んだ作品たちです。
それでも今回のラインナップ選考は、過去3回以上に悩みましたし、選考も二転三転しました…。

何よりもまずは、4th Seasonの5年間に参加してくれた大阪本戦全60作品、地域版やトライアル予選も合わせると5年間209作品に深く感謝の気持ちを伝えたいと思います。全ての作品に関わっている僕は、どの作品にも少なからず思い入れがあります。ひとつひとつの作品が、様々な人や物語や想いに出会わせてくれました。どの1作品が欠けても今のINDEPENDENTは無いと思っています。

毎回、魂を削る思いで選考していますが、今回は特に苦心しました。
ひとつは、本当にステキな作品が数えきれない位あったシーズンだったから。特に地域版を経て大阪本戦に参加してもらった作品たちは、その時点で一度選ばれておりクオリティも表現方法も折り紙付きです。
2012年に開始した地域版は、この4thシーズンで完全に定着し、各段に各地の作品クオリティが上がり、今シーズンは毎年多くの作品が大阪に招聘されました。そしてそれは、迎え撃つ関西勢にも相乗効果をもたらしてきたと思います。幸せな上昇螺旋を描けていると実感しています。その分だけ、セレクションラインナップを選ぶのは難しく、そして苦しくなりました。
もう一つの要因は、現在世界中の人々を苦しめている新型コロナ禍です。
ツアーを開催する今年夏も危機が去っている訳ではありません。その中で、関係者と観客の健康と安全に最大限の注意を払いながら何とか開催したいと考えています。そんな状況の必然として「今、演劇をする意味とは?」「今、劇場で観てもらいたい作品は何か?」という命題が問われます。しかしそれだけに囚われてしまっては全然INDEPENDENTらしくありません。もっとも大切にしたい「INDEPENDENTらしさ」をどう成立させるか…。

今回も、INDEPENDENTクリエイティブチーム(技術・制作スタッフ)で作品振り返り会(全作品の各々の感想や評価を聞く会)をZOOMで行い、その結果を踏まえて20作品ほどまで絞り込みました。しかしそこから先、僕が10本に絞り込んで行くのが本当に難しい…。
一瞬「もう20本で良いんじゃ…」「せめて14本!」などと言う考えもよぎりましたが、それはこのセレクションの価値を損なうと思いとどまり、身を切る思いで最終10作品を選びました。(最終候補に入っていましたが、スケジュールの都合などで残念ながら見送りになった作品もありました。)

何かを選ぶときには必ず基準があります。
INDEPENDENTの場合、作品それぞれを創るのは俳優と作演出家なので、INDEPENDENT自体の作品とはラインナップを意味します。大切にしているのは多様性。INDEPENDENTは、多様性という言葉がキーワードになり始める遥か前から、とにかく様々な物語や表現手法に横断的に触れられるラインナップを最重視してきました。
「4番バッターばかり、先発投手ばかりで野球の試合はできない」ように、いかに素晴らしい作品であっても10本の中に同じような表現手法やストーリーラインのものは2つ必要ない!と言い切るのがINDEPENDENTらしさの一つです。
今回の10作品は、いずれも他の作品を凌駕するアイディアや表現手法や物語、つまり武器を持っています。そしてその武器には被りがありません。もしかすると他の作品の方が好みだった、あるいは優れていたと思う方も居ると思いますが、この点にはご納得頂けると思います。

もはや、サブスクやYoutubeの時代で個人の好みの傾向をAIが分析しておススメされたり、関連動画が表示される世界になっています。
だからこそ誰かが意思をもって悩みぬいて選んだものには価値があると信じています。そこには、きっとあなたなら選ばないものが含まれているからです。そのあなたなら選ばないものが、あなたに何かキッカケをつくってくれる事を祈って、この責任編集プレイリストをお届けします!

そして「私ならこんな基準でこんな作品を選びたかった」と、この4thシーズンの作品たちを再び思い返して頂けたら、それが我々INDEPENDENTに関わる全員にとって一番嬉しい事です。人の数だけプレイリストはあって当然だし、そのどれもが尊いのです。

INDEPENDENTセレクションツアーは5年に1度しかありません。そこに選ばれる事は名誉な事であって欲しいとは思います。しかしそれがINDEPENDENTの全てではありません。INDEPENDENTの本質は、個々の俳優や作演出家が自分の力を最大限発揮し、他の誰かでは無く自分にしか創れない一人芝居を生み出す事、一人芝居の歴史と表現を更新する事だと思っています。その熱量と感動は、毎年の地域版や大阪本戦のINDEPENDENTで積み重ねられていきます。
毎年、創り手にとっての、そしてあなたにとっての「一番」が増え続けて行く事を願い、その場をこれからも守り育てていきます。

さぁ、今年の夏はきっと特別な夏になるでしょう。
コロナ禍は続きますが、東日本大震災の年も、台風に阻まれたあの時も、歩みを止めなかったINDEPENDENTです。
最大限の注意深さと対策・努力を重ねて、皆様と劇場でお会いしたいと思います。

今後の続報にご期待下さい!

INDEPENDENTプロデューサー:相内唯史


P.S.苦しんで潔く10本選んだと書いていますが、悩んだ末どうしても10本に入れられなかった作品とは、このツアーの各地(大阪・東京含む)の公演でご一緒出来ないかと画策しています。

posted by アイウチ at 22:24| 大阪 ☁| Comment(0) | INDEPENDENT:4SS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする