2009年09月12日

09tr公開プレゼンレポート

9/8(火)に開催され、既報の通りINDEPENDENT:09トライアルに出場する2組が決定いたしました。本日は、その公開プレゼンの模様を簡単にレポートいたします。

公開プレゼンは、トライアル本戦を目指す各ユニットが15分の短編を上演、上演終了と共に即投票が行われ、即日開票結果が発表されるという、まさにガチンこの予選。
今年は昨年よりも1組多い7組のユニットが公開プレゼンに臨みました。

会場となる1stは、前日にプロデューサー自ら一人で舞台と照明・音響を仕込みました。昨年から僕にとってこの作業は、1stで最初にINDEPENDENTを始めた頃の大変さを思い出し、今年も頑張ろうと気合いを入れる儀式のようなものになっています。

当日は10:30から1組目のリハーサルを開始。各自45分の持ち時間の中で立ち位置や出ハケ、音響照明のきっかけを確認し、通しをします。
17:30に全7ユニットのリハーサルが終わり、客席を設営しました。

18:00に全ユニットの出演者と作演出で楽屋に集合。最終の流れの確認を行い。互いの健闘を誓って解散しました。この時点ではまだ、プレゼンの順番は決まっていません。
そうです、今回はプレゼン順すら観客の前で決定するという、究極のガチンこ勝負。投票に関しては、それぞれの作品に関して支持するなら○を付けて投票し、プレゼンを観た観客全員に対する○の割合=観客支持率で判定されるためほぼ平等が保たれますが、唯一プレゼン順の影響だけは免れないということ(どうしても最初と最後あたりは判断がからくなる傾向がある為)があり、今回はプロデュースチームでの事前くじ引きではなく、当日の勝負運ということで、観客の前でガチで決めることになったのです。

18:30開場。あっという間に客席の半分近くが埋まりました。とても良い滑り出しです。
18:45頃、2/3以上が埋まった客席を前に、プレゼン順を決定するくじ引きが行われました。出演者名が書かれたカードの入った封筒を観客に引いてもらい順番を決定します。決定したプレゼン順は以下の通り。

[1] Unit.f:辻野加奈恵(チャイカ)×岩橋貞典(オリゴ党)
[2] Unit.a:飯田洋子(二軍帝国)×イワッチ(二軍帝国)
[3] Unit.e:竹田桃子(売込隊ビーム)×宮都謹次(売込隊ビーム)
[4] Unit.b:川端優紀(ミジンコターボ)×片岡百萬両(ミジンコターボ)
[5] Unit.d:高木真理子(売込隊ビーム)×本多真理(昆虫PEG.)
[6] Unit.g:西出奈々(彗星マジック)×勝山修平(彗星マジック)
[7] Unit.c:草野憲大(売込隊ビーム)×横山拓也(売込隊ビーム)

決定は、即座に楽屋に伝えられ各自が改めて最後の準備に取り掛かります。

19:05頃。お客様多数のご来場で客席の整理に少し時間がかかり、若干押しての開演。最初に開催のあいさつと投票に関しての説明を行い、早速1組目の辻野加奈恵さんのプレゼンからスタート。上演→投票を7組繰り返します。

以下、各作品の印象をアイウチの私見ですが、簡単に紹介します。

[1] Unit.f:辻野加奈恵(チャイカ)×岩橋貞典(オリゴ党)
連想ゲームのようにイメージがつながり展開する抽象性の強い作品。15分のプレゼンで観客に伝える(訴えかける)には難しかったかも。

[2] Unit.a:飯田洋子(二軍帝国)×イワッチ(二軍帝国)
自己紹介する活弁師から、本人の語る物語の演じ手への切り替わりは圧巻。演じる母からは女の情念がにじみ出ていました。

[3] Unit.e:竹田桃子(売込隊ビーム)×宮都謹次(売込隊ビーム)
夢と現の切り替えをヴィジュアルと演技で上手く処理していたが、オチへの伏線をもう少し匂わせて客を惹きつけられたら良かったのかも。

[4] Unit.b:川端優紀(ミジンコターボ)×片岡百萬両(ミジンコターボ)
壮大な物語と圧巻のオチをわずか15分に凝縮した手腕は見事。演じ手もテンポよくコミカルとシリアスを使い分け、文句なしの結果。

[5] Unit.d:高木真理子(売込隊ビーム)×本多真理(昆虫PEG.)
恋人を失った悲しさとおかしみを見事に演じきっていたが、あと一歩吹っ切れた何かが観たかったかもしれない。

[6] Unit.g:西出奈々(彗星マジック)×勝山修平(彗星マジック)
楽器の演奏など、今までのINDEPENDENTに無い要素で、魅力的なファンタジーとなった。個人的には30分バージョンを是非観たい作品だった。

[7] Unit.c:草野憲大(売込隊ビーム)×横山拓也(売込隊ビーム)
演じ手の雰囲気とキャラクターを熟知した作演出によるシュールでナンセンスな脚本が、バッチりはまった作品。最も多くの笑いを引き出した。

7組目の投票終了後、最終の集計作業を行っている間に、長時間審査に協力していただいたお客様へのお礼としてお楽しみ抽選会を開催。
11月末のINDEPENDENT:09の招待チケットや過去のINDEPENDENTオリジナルTシャツを大放出。

その間に集計結果がでて、プロデュースチームの審議も即決。

川端優紀ユニット:観客支持率84.1%(1位)
草野憲大ユニット:観客支持率77.3%(2位)


観客支持率上位2組がそのままトライアル本篇進出と決まり、即座に観客の前で発表。無事閉会とあいなりました。

最終的に90名近いお客様(1stとしては大入りです!)に約2時間半お付き合いいただき。納得の2作品を決定することができました。
また、残念ながら進出できなかった5作品もいずれも力作ぞろいで、もしも30分の完成形だったらどうなるのだろうかと期待させてくれました。
昨年同様、熱いトライアルとなりました。選ばれた2作品の完成形は、本篇の10作品にプレッシャーを与えるに十分なポテンシャルを持つと確信しています。本篇組もうかうかしていられない熱いフェス本番を11月はお約束いたします。

是非とも11月末のINDEPENDENT:09にご来場下さい。
posted by アイウチ at 19:02| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | INDEPENDENT:2ndSeason/06-10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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