2011年03月02日

新料金プラン発表!

■改めて10年目の創る劇場宣言!■
劇場は「劇場を使ってくれる劇団」「劇場に足を運んでくれる観客」の二つのお客様に支えられて成立しています。そしてその両者を出会わせる幸福な「場」として存在します。そのことへの感謝の気持ちを忘れず、これから一層「場=劇場」を盛り上げていきたいと思います。

インディペンデントシアターは、お客様に値段以上の、値段の付けられない=プライスレスな時間を提供することこそ、劇場の喜びであり使命であると考えます。
だからこそ、その為の努力を惜しまず、徹底的に作品に向き合いたいという劇団を強力にバックアップしたいと考えます。

インディペンデントシアターは、基本的に劇場費を劇場維持に必要な底値近くに設定しています。ですから安易な割引や提携公演を行いません(行えません)。必ず、実施した意義が劇団・観客・劇場に還元される形で行いたいと思っています。

インディペンデントシアターは、ただ「空間」を提供するだけでなく、劇場自身も創り手の一翼を担い、創り手や観客に対して新しい視点や価値観を提示し、作品を製作していきます。それらの作品で、他の劇場や他地域にも刺激を与え、演劇を取り巻く環境がより豊かに、面白くなっていくことを目指します。

これらの目標を達成するために、劇場の利用方法の一部を変更し、また新たな劇場利用プランを導入します。

今回発表する概要は以下の3点です。
■1st利用申し込み規定の変更
■[新料金プラン] Creative Box Plan
■[新料金プラン] Half Pay Plan


■1st利用申し込み規定の変更■
●2011年4月1日以降の劇場申し込みに適用します。
●1stの週末利用を申し込む場合、利用日数によって申し込みできる時期を分けます。
(1)4日以上の利用は1年前から申し込み可
(2)週末3日(金・土・日/土・日・月祝)の利用は半年前から申し込み可
(3)2日以内の利用は3カ月前から申し込み可 ※内容によっては新プラン適用可

[変更の理由]
●1stの利用が人気で早めにスケジュールが埋まってしまい。利用機会の不均等が発生している。
●祝日などを利用した長期日程の公演を検討している劇団が、3日間利用の公演に阻まれてスケジュールが組みにくい状況になっている。
●1stは一昨年の2フロア体制へのシフト以降、運営コストが上昇しているので、週末3日間の公演ばかりが続くと赤字化し、このままでは劇場運営の継続が困難になる。
●週末3日利用の公演は、観客の立場から考えると1〜2ステージの観劇機会の喪失になっている。より多くの観客に作品を提供したいという劇場の理念ともズレが生じている。
●早い段階から公演の計画を立てることによって、じっくりと作品創り、制作準備に時間をかける体制となり、創り手や制作者の意識・スキル向上を期待したい。

[変更しても変わらない大事なこと]
利用の申し込みができる期間は、使用日程によって段階的にずれる形になりますが、従来の使用団体の決定は原則申し込み順という姿勢は変えません。
関西圏では、利用の機会が平等に開かれている劇場は少なくなっています。今では、カフェスペースなど、よりライトに演劇を上演できる空間も増えていますが、「劇場」としてのあるべき設備を備えた空間として、多くの表現者にとってのスタートラインでありたいと思っているインディペンデントシアター1stは、誰にとっても平等に機会と空間を提供したいと考えているからです。
現代の演劇にとっては、演劇でご飯を食べる為に勝負する人も、演劇を表現として楽しむことで裾野を広げてくれる人も、どちらも必要だというのがインディペンデントシアターの基本的なスタンスです。
選手層の厚い競技こそ、国際的な競争力を付けることができます。少年野球、草野球からメジャーリーグまで。
関西では、ラインナップを選定して良質な作品を上演する劇場は既にあります。そういった劇場に到達するまでの段階や、そういった場所を目指す劇団のスタートや経験の場を支援する、インディペンデントシアターの役割は、今後益々重要になると考えます。


「2ndを1週間使っても週末4日分!」
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■[新料金プラン] Creative Box Plan■

●2ndで作品をじっくり丁寧に創りこみ、クオリティを上げたい劇団を支援するプラン。
●2ndは上演はもちろんだが、作品を創りこむことにこそ意義のある空間。
●劇場は8日間押さえが基本。月曜〜翌月曜まで
●8日間の使用日程は自由だが、上演のみで使用するのはNG。→通常利用
●作品を創りこむ為の劇場使用なので、公演は金〜日(or月)限定。
●月曜仕込み・[火]〜[水]舞台稽古、[木]場当り、[金]ゲネ〜初日、という使い方を推奨(外部スタッフの人件費がネックとなる場合があるので、もちろんそれらの問題がクリアなら終日機材を使った稽古、場当りも可能)
●使用料金は木〜日と同じ462,000円
●さらに、公演1カ月前から稽古場を提供します。(ただし公演使用が入っていない場合)
月〜水の日中(10:00〜18:00)は無償。月〜水の夜(18:00〜22:00)は2,100円(通常3,150円)使用日数制限はありません。
●連続した日程で稽古使用している場合は、バミリ残し・小道具預かりなどが可能です。
●また作品を高めることと同時に、動員を伸ばすことも当然目標の一つとし広報や制作に関しても劇場制作部が相談・サポートします。
●このプラン利用に関しては審査のうえ、劇場冠付きで広報等の協力も実施します。

[このプランについて]
インディペンデントシアター2ndは、「観る劇場」としては、一心寺シアター倶楽やHEP HALL、ABCホールなどの劇場にはかなわないかもしれません。
しかし「創る劇場」としては、関西圏では圧倒的に高いアドバンテージを持っていると自信を持っています。元倉庫という空間は、小奇麗でオシャレではないかもしれませんが、作品を創るというマインドを強く刺激します。ここでなら「こんな事」も「あんな事」も「他の劇場ではNGが出るような事」も実現できるのではないか?と期待する自由がインディペンデントシアターにはあると思います。
またインディペンデントシアターは、劇場の空き日程を稽古の為の空間としても解放しています。劇場2Fの奥にある作業スペースでは、簡単なタタキなどの作業も可能です。また、楽屋や会議室でミーティングを行う事もできます。
作品を立ち上げるところから、上演するところまで、一貫して場を共有することができるのがインディペンデントシアターの最大のメリットです。
今回発表する新しいプランでは、このインディペンデントシアターの最大のメリットと魅力を活かし、じっくりと良質な作品を観客に届けたい、あるいはじっくりと時間をかけて新しい表現にチャレンジしたいという劇団を積極的に応援します。
関東の民間劇場では、1週間貸しが主流です。それは劇場の事情や演劇環境による部分も大きいのでしょうが、それにより仕込みとリハーサル、実際に劇場で作品を丁寧に創りこむことによって、良作を生み出し動員を伸ばしたり評価を受けているように思います。上演日数が増えることによる、経験的なメリットもあるでしょう。
関西では、周辺環境や劇団によって事情が異なりますし、一気に1週間貸しという流れが主流になることは無いと思いますが、少なくとも劇場滞在時間、あるいは実寸での稽古量が作品のクオリティに直結するという意識は定着しつつあるように感じています。
インディペンデントシアターは、将来を見据えてこのタイミングに新プランを導入することで、その流れを一歩前進させたいと思います。
クオリティから動員に繋げ、自力で1週間劇場を使い切ることができる集団が関西に増えて来た時、劇場の1週間利用という流れが現実化してくるのだと思います。それは、劇団にとっても観客にとっても劇場にとってもハッピーな未来です。道のりは遠いかもしれませんが、今スタートを切ります!


「リスクも料金も半分!」
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■[新料金プラン] Half Pay Plan■

●3か月を切って空いている日程の貸出プラン
●劇場費は、入場料収入の50%(定価を超える場合でも)
●基本はノリウチ(当日仕込・公演・バラシ)を想定
●仕込み日として別日を使用する場合は、定価劇場費の50%(固定)
●管理スタッフは、仕込みとバラシの時間帯に1名のみ
●トークイベントなどの簡易仕込み・オペの場合は、別途料金で劇場スタッフが担当可能(応相談)
●使用例としては、イベント、再演、追加公演、などを想定できるかと思います。
●物販収入は売り上げに含まないので、劇団は工夫して収入を増やすことも可能です。
●土日の2日間を2劇団などでシェアして利用すると、仕込みバラシの労力的コストを下げることができます。是非工夫した使い方を考えてみて下さい。
●以前から再演を希望していた作品などを、このプランを利用して上演することも可能かもしれません。あるいは、スケジュールさえ空いていれば、先日の某作品のように劇場を変えての追加公演といった利用も可能です。
●このプランの利用申し込みに当たっては、打ち合わせの上、企画内容・動員力などを審査し契約となります。通常の劇場利用申し込みとは手順等が異なりますので、ご注意ください。また、利用は原則、演劇関連のイベント・上映・公演に限らせて頂きます。

[プラン誕生の経緯]
劇場を運営していると、ゴールデンウィークや年末年始など、どうしても人気の無い時期やポコっと偶然空いてしまう週などが出てきます。インディペンデントシアターは、テナントとして家賃を払っているので、劇場が稼働していても稼働していなくても固定費はほとんど変わりません。つまり定価より安くても使ってもらった方が基本的には良いわけです。また、劇場には、観客も創り手も含めて、人がたくさんやってくる方が良いに決まっています。
空いてしまった日程を、有効に使ってもらい、創り手にとっても観客にとっても劇場にとっても良かったと思えるような時間を過ごして欲しいと考えて生まれたのがこのプランです。
また、演劇向けの民間劇場にとって、固定の劇場費を使用団体から支払ってもらって空間を貸し出しするというビジネスモデルは、ほぼ誕生から変わっていないと言えます。これからの時代にあった劇場のビジネスモデルも検討していく必要があるのではないかと以前から考えていました。
今回のプランは、近くて遠い存在であるライブハウス等で取られている方式を劇場向けにアレンジしたものです。(どうしても仕込みとリハーサルに時間のかかる演劇に合わせて前日仕込みに対応しています。)
3か月前という期間は、企画・制作力があれば十分に公演を成立させることの可能な期間です。レパートリーとして作品を持っている集団や、機会を狙っていた作品の再演、番外公演、本公演前の告知イベントを実施したり、工夫次第でいろいろな使い方があると思います。劇場費が動員連動性となることで、基本的なリスクが下がるわけですから、制作者の手腕の見せ所です。
今回のプラン確定までに、昨年一年間でいくつかの劇団・ユニットに実際にこのプランのテストパターンを試して頂きました。固定ファンがあり動員力のある劇団は、黒字企画化することができましたし、意欲的な実験を実施したユニットは、少ないリスクで企画を実施することが出来ました。様々な可能性を秘めている劇場利用プランだと思います。是非有効活用して下さい。

1stの利用申し込み変更は4/1から。2つの新料金プランは、3/2本日から受付を開始します。Creative Box Planに関しては、既にお申し込み済の2ndの公演利用からの申し込み変更も受け付けいたします。

昨年秋に10周年を迎えたインディペンデントシアター。これからもアグレッシブに攻め続けます。
初夏くらいにも、新しい企画の発表が出来るかと思います。夏の一人芝居フェス「INDEPENDENT」全国ツアーにもご期待下さい!

[この件に関するお問い合わせ]
電話 06-6635-1777
メール theatre@west-power.co.jp

posted by アイウチ at 17:54| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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