2012年07月19日

時間堂「ローザ」のススメ

7月末に1stで公演する時間堂「ローザ」は、静岡・仙台・福岡・大阪・三重と全国5都市を回るツアー作品で、劇場プロデューサー相内の一推しです!



この公演は、既に5月に東京の王子スタジオ1(王子小劇場の公演もできる稽古場施設)で2週間のロングラン公演を終え、着々とツアーの準備を進めて来ました。
東京公演を観て、大阪に限らず全国の方々に広く見て欲しい作品だと思い、記録写真の素材を頂いて、アイウチ自らPVを製作しました!
PV中のコピーやテキストも、作中のセリフや脚本、劇団資料を元に、考え構成しました。作品の雰囲気と目指す演劇の方向性をシンプルにお伝えできればと思います。

時間堂「ローザ」
[脚本・演出]
黒澤世莉(時間堂)
[出演]
菅野貴夫、窪田優、直江里美、ヒザイミズキ(以上、時間堂)
[日程]
7/31(火)〜8/1(水) 3ステージ
[会場]
in→dependent theatre 1st
[料金]
2,000円
[予約]


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アイウチと時間堂との出会いは、東京でお芝居を見るたびに貰うチラシの中で気になったのが最初。なかなかタイミングが合わず観れていなかったのですが、昨年4月、大阪公演を控える「15MinutesMade」を東京池袋で観るタイミングに、同じ池袋の別の劇場で公演中だったので、念願かなって観ました。

時間堂「廃墟」(脚本:三好十郎/演出:黒澤世莉)は、昨年の僕のベストワンです。
戦後混乱期の中のある学校教師と家族たちの物語は、3/11直後の日本の状況にも重なりあって、生きる意味、演劇をやる意義を考えさせられました。

当時の呟き→『時間堂「廃墟」を観た。こんなに熱い作品とは。戦後を語る舞台上の台詞は、今の僕達に突き付けられている。今この作品に出会えて良かった。妹のシーンでいつのまにか涙が流れた。今演劇をするなとか言う輩はコレを観てから言え!そんな奴らを黙らせるだけの熱と言葉がある。(アイウチP)』

時節柄、僕の鼻息が荒い感じも出ています。ちょうど震災以後で、このタイミングに演劇を上演することに対する様々な意見や考えがあった頃です。
作品自体は3/11以前に決定しており全くの偶然で、演出の世莉さんも世情を意図したところではないのだが、丁寧に繊細に作られ、熱を帯びた作品は、勝手に観客が裏読みするほどに、力を持ったのだと思います。

このシンプルで力強い演劇を作る「時間堂」を是非大阪でも紹介したいと考えていたところ、主宰で演出家の黒澤世莉さんが大阪までやってきて「実はツアーをしたいと考えている」と!実力派でクレバーなのに、日本中の人と芝居がしたい、出会いたいとリスクを負って全国ツアーに出ちゃう熱い人。共通点を感じずにはいられません(笑)

全くと言ってよいほど、照明や音響の効果を使用せず、俳優同士のやり取りだけで、シンプルに観客と向き合う演劇が一番面白いと信じている黒澤世莉さん。この人カッコいいなと思います。
時間堂が目指している「すごい、ふつうの演劇。ふつうの、すごい演劇。」というコンセプトは、とても簡単そうで、突き詰めると最も難しいもの。そこに挑んでいく硬派で繊細な舞台を、是非一度体験して欲しい。僕の切実な思いです。

実は、この「ローザ」という作品に、ローザ本人は登場しません。ローザゆかりの人たちが、本当の彼女に近ずこうと入れ替わり立ち代わりローザを演じて行く。それはまるで演劇そのものの構造とも重なり合って、二重の意味で刺激的な作品になっています。ドイツ革命の時代のお話で、政治や歴史、イデオロギーの難しい用語は飛び交いますが、そんなものは解らなくて大丈夫!ただ、一人の女性を愛し、大切に思い、憎く感じ、必要としていた、そんな人々のローザへの想いが舞台上に満ちる姿を体験するだけです。あなたもきっとローザは、本当はどんな人だったんだろう?と興味をもつことでしょう。

posted by アイウチ at 22:13| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ公演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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