いつもインディペンデントシアターのご利用・ご観劇ありがとうございます。
本年4/1より消費税が8%に引き上げられます。
新消費税に対応した新しい劇場使用料金表を掲載しておりますので、ご利用の皆様はご確認下さい。
[1st劇場使用料金表]
[2nd劇場使用料金表]
基本的には、これまでの使用料金を8%消費税に対応させた形となっております。
なお、消費税は使用時点・支払い時点での税率を適用する形となるため、劇場の使用契約が4/1以前であっても4/1以降のご使用に当たっては新消費税での料金となりますので、ご了承下さい。
劇場使用料は、日常の買い物に比べると大きな金額のため、3%アップも総額には大きな影響があります。利用団体の皆様の負担増は心苦しいところですが、消費税のアップ自体は劇場にとってはプラスでもマイナスでも無く純粋に国に納めるお金の為、何ともできません。逆に、劇場も消費者であることはみなさまとかわらず、家賃や水光熱費、機材や備品などの消費税増は、劇場の運営に大きく影響してきます。
消費税増税分を値下げすることは、利用団体の皆様には一時的には心地よく響くかもしれませんが、それによって運営を続けることができなくなり、劇場を失うことになれば身も蓋もありません。劇場にとっての使命は、今の表現者を支えることと同時に、未来の表現者の為に生き残る事だと考えています。そして恐ろしい事に、消費税の増税は2015年にも予定され、おそらくその後も続くでしょう・・・。
今回、消費税増税分を金銭的に下げることはできませんが、その分劇場をお使いいただく場合の制作サポートなどをより手厚く実施することで、お金には換えられないインディペンデントシアターのクオリティ・アドバンテージを発揮していきたいと思います。
これまでも、利用団体の方にご用意している様々なサービスやサポートがあるのですが、あまり利用されない方々もいらっしゃいます。これからは、それらのサービスをより積極的に紹介してご利用を促していく事によって劇場を使う満足度をより高めて行きたいと思います。
おそらく、消費税増税は、インディペンデントシアターだけでなく劇場・演劇に大きな影響を及ぼすと思います。特に関西で進んでいる、劇場以外の安価に演劇が上演できるスペースでの公演などは益々加速する可能性が高いと思います。
ですが、「劇場でなければ生まれえなかった作品」「劇場でこそ観て欲しい作品」「劇場という空間と設備が必要とされる表現」は、どんな時代・経済状況であっても存在し続けます。
インディペンデントシアターは、表現を支える「場」として、「今あるその場所と表現が、明日も確実にそこにある!」という安心を創り手と観客のみなさまにお約束できるよう、これからも着実に一歩一歩進んで行きたいと思います。
P.S.
カフェなどの空間と、劇場との間になる劇場の使い方として、金銭的に安価でシンプルに劇場空間の良さを実感できる劇場使用プランが2014年5月からスタートします。詳細は近日発表いたしますが、かつてのあの「人気企画」?!の復活です。ご期待下さい。合言葉は「火曜日の○○○○○」
2014年03月31日
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