2020年06月01日

一時休館解除のお知らせ

まだまだ油断はできませんし、いわゆる第二波にも備える必要はありますが、緊急事態宣言が解除され、様々な休業要請が緩和されたことから、インディペンデントシアターも劇場「再開」の準備に入っています。

今後のインディペンデントシアターの運営状況

6/1(月)〜劇場休館解除
・ただし6月の間は劇場施設へのご来館は必ずアポイントをお取りください。
・6月の上演は全て延期となっているため、実質上の再開は7月中旬以降となります。
・6月は劇場「再開」の為に、設備等の修正や準備・メンテナンスを行います。
・劇場スタッフの感染リスクを下げるため、当面の間、お問い合わせや打ち合わせは、対面ではなく電話やメールにての対応を継続させて頂きます。
・今後の劇場のご利用・ご来場にあたっては、新ガイドラインをご確認下さい。


新ガイドラインでは、3月までに実施していたガイドラインを見直し、部分的にはこれまでよりも厳しい基準となっていますが、公演をされる団体とお客様の安全・健康の為に、ご理解ご協力頂ければと思います。
劇場では、入場の整列を安全かつスムーズにする表示などの準備や、受付スタッフさんの飛沫感染を防ぐビニール付きのカウンターの用意などをこれからDIYしていきます。
また、新型コロナウイルスの感染が続く状況の中では、客席減による公演実施が暫く続くと考えられます。客席減少の影響は、団体や公演の内容によって異なり、一律の対応は難しいため、利用団体の不利益がなるべく発生しないように、個別に対応させて頂きます。また今後新たにご利用の契約をされる場合にも、同様に、不利益が大きくならないように対応させて頂きます。(要お問い合わせ)
さらに、客席の減少でご覧頂く事のできるお客様が減るため、公演を配信などで観て頂けるようにするための設備(回線と機材)を劇場に新たに設置する準備を進めています。この設備に関しては、基本的に追加の費用無しにご利用頂けます。ただし長く有効にお使い頂ける設備にするために、テスト運用などを重ね、完全にご利用頂けるまでには、しばらくお時間を頂戴します。

我々は、劇場という場所で時間と空間を演者と観客が共有するのが演劇の醍醐味と考えています。しかし、まだ暫くの間はそれが困難な状況が続きます。新型コロナウイルスの感染が拡大していく中で、オンライン演劇や動画配信など様々な取り組みが行われてきました。それらはこれからも改良され、続いていくと思います。
インディペンデントシアターは、劇場という空間を守り提供する者として、生の演劇にはこれからも強くこだわりつつ、配信などオンライン上の取り組みも合わせて、これまで接点を持つことの難しかった、劇場に足を運べない方、そもそも劇場に興味の無い方にも「劇場」という空間と演劇の魅力をお伝えできるように、前進していきたいと思います。

これまで以上に、劇場に求められるものも増えていくと思います。インディペンデントシアターに限らず、全国の民間小劇場は経営的に厳しい中を創り手と観客に寄り添おうと頑張っています。
現在インディペンデントシアターも参加している全国小劇場ネットワークでは、クラウドファンディングにて、参加劇場の「再開」へのご支援をお願いしています。(→ご支援のお願い)
今回の新型コロナウイルスの感染拡大の中で、劇場という存在が社会の中でどのように受け止められているか、その価値や意義をどのように評価されているかという問題にさらされています。金銭以上に、劇場と演劇に関わるみなさんの、劇場を応援して下さる言葉に支えられています。
その言葉に応え続けていけるように、劇場に社会的価値を見出せない人たちにも理解を得ていけるように、ますます努力していかなくてはいけないなぁ、頭痛いなぁ〜、でもめっちゃやりがいあるなぁ〜、と感じている、休館明けのインディペンデントシアターです。
今後とも、応援よろしくお願いいたします!

インディペンデントシアター劇場プロデューサー:相内唯史
posted by アイウチ at 20:02| 大阪 ☁| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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