まずは、舞台側キャットの赤く色を付けている部分。キャット手摺を渡るバトンを3か所追加しています。
何故、ここに追加したかというと、2ndは客席に対して下手袖側が広い構造になっており、上空のキャットもそれに対応しています。基本のバトンは横バトンなので、センターのマーキングさえ確認して頂ければ問題無くシンメトリーに吊って行けるのですが、舞台中でナナメ灯りなどをキャット手摺を使って仕込もうという時に、下手側に上手手摺(青マーキング)と対応する同じ位置にバトンが無い訳です。
そこで今回下手側に上手手摺と対応するバトン(赤マーキング)を追加しました。これで、客席センターに対してシンメトリーな縦バトン(手摺)が揃いました。設置個所は舞台中キャットの3か所です。図面も更新しておりますので、ご確認下さい。https://itheatre.jp/pdf/2nd2G-zumen-l.pdf
続いて追加したのは、ギャラリーの音響・照明オペブース上空の横バトンです。
客席側キャットよりもさらに舞台から遠い位置に照明機材やプロジェクターなどを吊りたい場合や、客席後方からの効果用スピーカーなどを仕込みたい場合、あるいはキャットからケーブルを操作ブースに立ちおろしたい時の経由ポイントとしてご利用頂けるかと。
揺れ防止の為に、上手側はキャット手摺と繋がる縦バトンに接続されています。
このように1st・2ndとも、使われる方の様子やご意見を取り入れながら、常に劇場としてブラッシュアップを図っております。今後ともご利用・ご来場お待ちしております。