今週末から色んな劇場さんで挟まれている「#10(シャープテン)」のキャスト発表の仮チラシ。
それに載せているプロデューサー相内の文章をここで紹介します。
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#10のキャスティングはどうしようか?と考えた。やはり集客や話題性を考えて、人気俳優たちを散りばめたオールスターキャストが妥当なのだろうか?しかしそれではありがちなプロデュース公演と何も変わらない。インディペンデントシアターらしいやり方、周囲がイメージするインディペンデントシアター、そして僕がこうありたいと思うインディペンデントシアター・・・、ならどう動く?
そう悩んでいる時に勇気をもらった一枚のチラシがある。
「出演している俳優で観る作品を選ぶようなお客さんは来てくれなくて結構、この作品に出演する30名以上の俳優は全く無名かもしれないが、見逃したら後悔するような作品を必ず創る。」
これは、KERA・MAP #4の仮チラシにあったケラリーノ・サンドロヴィッチ氏の言葉を僕が要約したものだ。この作品のキャストもオールオーディションで選ばれた。東京の分厚いチラシ束の中、輪転刷りでロゴと文字だけ(このケラさんの言葉も極々小さい、まさにこの文章くらい)の仮チラシ。にも関わらずこの1枚は僕の目に鋭く飛び込んできた。それはまさに僕が求めていた答えだったからに違いない。
「そんなん、ケラさんだから言えるんやで」・・・もっともである。でもそうだろうか?ケラさんのこの言葉は役者の名声にも、自分の名声にも頼らない。純粋に作品で勝負するという決意ではないのか?だったら僕たちにだって同じ覚悟がある!
企画にも作品にも絶対の自信がある。頼るべきは人気や名声ではない、この企画への情熱を共有でき、脚本チームが1年かけて創り上げてきた登場人物をより膨らませてくれる俳優たちだ!それを選ぶにはオールオーディションこそふさわしい。
こうして行われたオーディションを経て結集したキャストたち。我々プロデュースチームの中で、彼らはすでに脚本の登場人物を生き始めている。5月から約2ヶ月に及ぶ事前稽古(ワークショップ)と台本稽古、そして劇場に入っての本舞台稽古を経て、それはより完全なものになるだろう。
今、僕にははっきりと見えている。自信に満ちた姿で観客の拍手を受け止める彼らの姿と、この作品を見逃して地団駄踏んでいる人の姿が・・・。あなたは地団駄踏むほうですか・・・?
#10 プロデューサー:相内唯史(in→dependent theatre)
2007年02月08日
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